あさあめの凡々日記

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【古味直志短篇集】恋の神様 感想

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古味直志短篇集、恋の神様を読みました。

こちらはニセコイの作者である古味直志さんが読み切りとして今まで書かれた作品の総集編です。

収録内容としては以下となっています。

 

island

恋の神様

ウィリアムス

ペルソナント

APPLE

ニセコイ

 

※今回は過度なネタバレは控えております。

 

island

古味直志さんのデビュー作品です。

こちらは赤マルジャンプに掲載されたものとなります。

 

当時は赤マルもよく読んでいて、この作品は覚えていました。

で、感想として

 

デビュー作とは思えないほど面白い作品です。

 

内容としまして、

壁に囲まれた世界で生きる二人の子供の物語

です。

 

壁の外の世界を見たい

 

それを夢見て二人は努力をします。

そして誕生日を迎えた日に告げられる世界の真実とは?

 

こちらは子供よりも大人向けな作品のきがします。

誰しも子供の時は夢を持っていました。

しかし、現実というものは残酷です。

 

努力だけでは、何も変えられない。

それを知った時に、夢は夢のままで終わります。

それでも、まだ夢を見ることができたなら、きっと世界はもっと自分を楽しませてくれる。

 

夢をあきらめないで!

 

それを教えてくれるような素晴らしい作品でした。

 

恋の神様

古味直志さん初のラブコメ作品。

この人のラブコメは凄く面白い。

だって、ニセコイがめっちゃ面白いですから。

 

こちらの作品は恋を愛する少年と神愛された少女のお話。

 

恋に障害はつきもの、諦められるのなら恋じゃない

 

こんなコンセプトを持っている気がしました。

islandもですが、恋の神様も続きを読みたくなる作品です。

 

ウィリアムス

冒険を夢見る少年と現実を見てしまうお手伝いさんのお話。

古味直志さんは夢見る主人公がこの頃は好きだったのでしょうか。

 

内容は上記のようにシンプルです。

小説のファンタジーを信じる少年が冒険を夢見る。

 

ちょっとだけネタバレになっちゃうのですが、

MP(メイドポイント)ってのは個人的に好きです。

メイドさんは時に凄い力を発揮しますね。

 

現代では文明が発達しすぎて、未知なる世界というものはほとんどありません。

それでも、地球外、宇宙に目を向ければそれはまた冒険となりえます。

いや~、まだまだこの世界も捨てたもんじゃありませんね。

 

ペルソナント

ダブルアーツ連載後の読みきり作品。

この頃はファンタジー系が流行りだったのでしょうか。

 

個人的には短篇集の中だと好きな順位的に一番下になってしまう作品。

ペルソナントと呼ばれる仮面+スーツを世界中の人々が身にまとい、平等な世界が舞台です。

そこで唯一ペルソナントを着ていない男性が主人公です。

 

ペルソナントはすべての運命を定められている。

主人公はそれが気に入らない。

だから、ぶち壊そう・・・と。

 

結末があさあめはしっくりこなかった。

ちょっとだけ、これは主人公のわがまますぎるんじゃないかなと思っちゃたんですよね。

 

APPLE

ヒロインが唯一出てこない作品。

 

究極進化論と呼ばれる論文が発表された。

それは地球には意志が存在し、重大な危機から守るため「生命体」を作った、という内容。

その存在が主人公。

 

論文の提唱者と主人公が危機に対してどうするか、そんな友情物語。

 

こちらはすべてが綺麗にまとまった綺麗な作品です。

綺麗すぎるってのはあるかもしれませんが、純粋に楽しめる作品だと思います。

 

ニセコイ

現在のニセコイの元となった作品です。

 

設定はだいたい似ており、約束という設定も存在します。

これを読んでいて、少し「ニセコイ」の謎のヒントとなるんじゃないかなと思う部分があったので、また記事にしたいと思います。

 

この作品は普通に面白いですよ。

ニセコイを演じる楽と千棘。

大嫌い同士の二人、そんな二人のラブコメ

 

ニセコイが好きな人は一度読んでみてください。

 

最後に

古味直志短篇集ですが、凄く楽しめました。

個人的な短篇集の好きな順として、

 

1. island

2. ニセコイ

3. 恋の神様

4. APPLE

5. ウィリアムス

6. ペルソナント

 

ですかね。

islandが本当に面白いんですよ。

ぜひ、読んでみてください!!