あさあめの凡々日記

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【水あさと短篇集】 屋上に咲く花 感想

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またまた短篇集です。

水あさとさん、屋上に咲く花。

現在放映されている「デンキ街の本屋さん」の原作者の短篇集となっています。

 

恋愛作品がほとんど占めており、恋愛マンガ好きな方なら買うべき一冊です。

収録内容としては

 

屋上に咲く花

刺された人

卒業モラトリアム

二人だけの教室

最後の花火が終わったら

ウニメイトの王子様

 

となっています。

※過度なネタバレは控えております。

 

屋上に咲く花

単行本のタイトルにもなっている作品です。

屋上にいるぼっちの生徒会長。

そしてぼっちの不良娘。

 

ぼっちだからこそ、わかりあえるような友情物語。

 

友達になるのにきっかけなんてなんでもいいんですよね。

一緒にいて楽しいから、一緒にいる。

場所が違っても、友達になってしまえばまた一緒に入られる。

 

そんな温かい作品です。

 

刺された人

蚊に刺された男女の話。

ず~っと、イチャイチャしてます。

それだけです。

 

・・・いや、本当にそれだけなんですよね。

気になる人は読んでみてください。

 

卒業モラトリアム

卒業したら離れ離れになってしまう。

思い出だけしか、残っていないのに、

思いでさえも、なくなってしまう。

 

学生の視点と先生の視点とで見方が変わる作品です。

卒業することが悲しくなる、そんな学生生活を送ってください。

先生たちは、そんな学生たちの背中を押してあげてください。

 

短編という中にいろいろな思いが詰まっている作品でした。

 

二人だけの教室

バレンタインチョコを渡したい女の子と、そんな女の子の勉強を見てあげる男の子の切ないお話。

舞台は教室で、勉強を二人でしてるだけなのにとても面白くなっております。

 

バレンタインチョコを渡すのには勇気がいるし、渡せないときは後悔しか生まれない。

甘酸っぱい恋のお話を読みたければ、こちらの作品をどうぞ。

 

あとがきの作者のこの作品の解釈を読み、一層この作品が好きになりました。

気になる方は、実際に読んでみてください。

 

最後の花火が終わったら

絵かきのおっさんと、失恋中の女子高生のお話。

これは内容としては、とても切ないお話です。

 

好きな人の幸せは喜ぶべき。

 

それがわかる作品じゃないかなと思います。

 

ウニメイトの王子様

デンキ街を別の側面から見たら?というお話。

 

少女が王子様に恋をする内容です。

 

学生ってこれぐらいが現実なんですよ。

王子様ってのは現れないのだろうけど、現れたとしてもやっぱり何も変わらない。

だから、よりリアルな視点で見ることのできる作品だと思います。

 

デンキ街の本屋さんが好きな人は、ぜひ一度読んでみてください。

 

最後に

今回の短篇集の好きな順として

 

1. 二人だけの教室

2. 屋上に咲く花

3. 最後の花火が終わったら

4. ウニメイトの王子様

5. 卒業モラトリアム

6. 刺された人

 

となります。

特に上位3つはかなりお気に入りです。

切ないっていうのは個人的に好きな要素の一つなのかもしれない。

 

満足できる内容になっていますので、ぜひ一度読んでみてください。