グラスリップ 12話 感想
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前回→ グラスリップ 11話 感想
グラスリップも終盤です。
この回は今までの集大成みたいなものだったんでしょうか?
いろいろと難解でした。
ということで、今回は感想というより解釈をメインにしたいと思います。
あくまで主観ですので。
参考になる意見などをコメントしていただけると幸いです。
第12話 花火(再び)
今回のお話を整理します。
透子がグラスリップの物語のある港に引っ越してきて、やなぎたちと知り合います。
ちょうどその日は花火の日。
知り合った駆たちと花火を見る約束をします。
しかし透子はここが想像上(かけら)の世界と知ります。
そして、前回のピアノの場面へと戻ります。
この透子の想像上の世界。
これが今回のキーとなるお話です。
そもそも、想像上における透子のポジションというのは、現実における駆のポジションとほとんど同じです。
もちろん違うところもあります。
違うところというのが、
・季節(夏→冬)
・花火の集合(神社→バラバラ)
・好感度、印象(険悪→良好)
でしょうか。
性別とかは気にしない方向で。
では、この想像上の世界は何なのか?
一つの解として、
「唐突な当たり前の孤独」を感じた世界
ではないでしょうか。
現実世界で同じ場所で未来視の根源であるピアノを聞いていることから、駆の心の中が透子に流れ込んでいるのでは・・・。
透子は想像上の世界で、花火の集合場所にて、「唐突な当たり前の孤独」を感じます。
では、集合してるみんなと集合しなかったみんなの違いとは?
推測となりますが、
集合したみんなは透子の想像・・・記憶の中にいるみんな。
集合しなかったみんなは透子の想像上の世界の住人。
想像上の世界では、透子は雪や裕、やなぎや幸と何の思い出もありません。
だから、集まらない、気持ちがここに集合しない。
思い出が足りないから。。。
少しむずかしいですが、こういった解釈をしてみました。
ここで透子が駆に聞いた言葉を思い出してみましょう。
「あなたはホンモノ?」
「ああ、本物さ」
これは透子の想像でも、記憶でもない、駆がここにいるという意味ではないでしょうか。
だから、本物。
で、結局この世界は物語どういった影響を与えているのか?
ここも推測となります。
駆はもともと未来視(?)ができた。
透子の存在により、より明確にそのカケラを確認できた。
けれど、未来視というのは未来を見るわけではない。
駆と、透子の想像を映すものと考えられます。
駆の求めてきた想像を、透子はこの世界で感じ取った。
それが「唐突な当たり前の孤独」の正体。
ここで透子が駆の気持ち・・・というよりは想いを、更には自分の想いを感じ取った。
透子が自分のことを知る物語。
・・・と、見当違いのような推測をしてみました。
最終話で、全てが解決するといいですね。
次回予告 第13話 流星
幸「透子って名前、好き」
裕「後で聞くよ」
やなぎ「約束を果たして」
雪「終わったのか」
駆「俺のせいだ」
透子「行かないで」