あさあめの凡々日記

アニメ・漫画・ゲームなどの感想メインの日記

コードギアスを一気に見終わった

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タイトルのとおりです。

夏休みを使ってコードギアスを見終わりました。

正確に言うと、

コードギアス 反逆のルルーシュ

コードギアス 反逆のルルーシュ R2

を見終えました。

色々と感情が交錯しているので、そのままぶつけてみたいと思います。

まだ見てない人にはこの言葉を送ります。

 

とても面白い作品です。

ロボアニメということで、敬遠はしてほしくない。

内容が4クール分しっかりと練られており、飽きない。

そして、「世界を変える」とはどんなものなのか。

これに一つの解をくれる作品です。

ぜひ、鑑賞してみてください。

 

※以下、ネタバレ注意(まだ見てない方は非推奨)

 

 

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ルルーシュの行いは正しかったのか、どうか?

ゼロという仮面を被った正義のヒーローを創りだしたルルーシュ

そして、それを頼る反ブリタニアの黒の騎士団。

何かを変えるには、それが自分でなければ、戦うことが必要です。

全ての理念を統一することなど無理ですから、無理矢理にでも統一しなければいけません。

じゃあ、対抗戦力を作ったルルーシュは正しいのか? いや、正義なのか?

正義なんてものは、信じるものがただ違うだけのものであって、意味なんてないと思います。

けど、ユーフェミアと分かり合えたとき、それが一番の正しい道なのではないか、と思いました。

あそこで日本を認め、ユーフェミアと共に歩んでいく世界、それが理想像に一番近いと感じたのです。

 

だけど、失敗・・・邪魔が入った。

 

「ギアス」という異能力を得たせいで、全てが無に返ってしまった。

じゃあ、「ギアス」を得なければよかったのか?

そんなたらればをしてもしょうがありません。

「ギアス」がなければルルーシュは死んでいたし、ここまでの道のりにいなかった。

だから、戦い続けた。

スザクという親友を捨ててまで。

いや、親友を捨てたのはスザクが先なのかもしれない。

1期の最後のあと、親友を売ったスザク。

もうあの頃から、スザクは今までのスザクに戻ることはなかったのでしょう。

最も愛する人を殺されて、それを行ったのが親友と知って、信じられるものがゼロとなった。

この後、シャルルはルルーシュを生かしました。

それは後に「愛」だと言いました、愛しているからこそ突き放したと。

シャルルはシャルルで世界を変えようと、壊そうとしていた。

変えることと壊すことは、全く違うと思います。

 

だから、ルルーシュは拒否した。

 

そして今まで加担してきたC.C.も・・・。

あそこ正直詳しくは理解してないんですけど、ギアスで世界を作り替える?みたいな感じですよね。

一気見したから、少し薄れたりもしてる。

そのうち見なおさねば。。。

 

ルルーシュは皇帝を消滅させたことにより、自分が新たな皇帝となりました。

ここからが始まりです。

 

ゼロ・レクイエムの・・・。

 

この作戦があったからこそ、スザクはルルーシュに従ったんでしょう。

大嫌いな親友だとしても、世界を変えたいと願う心、ナナリーを想う心は一緒だから。。。

 

ところで質問です。

世界に2つ以上の大勢力がいます。

その勢力を仲直りさせるにはどうすればいいのでしょうか?

・・・答えは簡単です。

 

全員が力を合わせなければ倒せない敵、が現れることです。

 

だって、力を合わせないと世界が終わってしまうなら、みんなが仲間になるでしょう。

そう、それがゼロ・レクイエムの全て。

ルルーシュは全世界の敵になった。

本当に、全ての仲間を捨て、敵となった。

・・・C.C.だけは違ったのかもしれませんね。

今まで愛していて、これからも愛し続けているナナリーの敵にもなった。

そしてひどいこともした。

全ては、世界を変える、シュナイゼルによる世界から守るために。

だけど、この作戦を終わらせるには、敵を消さなければいけない。

ルルーシュという悪意に満ちた敵は劇から退かなければいけない。

その最後をゼロ(スザク)に任せた。

絶対の親友で、最大の敵だった、ナイトオブラウンズ・No.0に。

これで世界は平和となる。

ヒーロー的存在のゼロと独裁者ではなくなったシュナイゼルとその他大勢によって。

 

スザクは最後どんな気持ちだったのでしょうか?

 

・・・たぶん、たぶん、悲しみでしょうか。

二人にはきっともう幸せは訪れない。

死を選んだルルーシュ

ゼロを選ばされたスザク。

自由はありません。

罪を償うため・・・のようなものでしょう。

このシーンは、コードギアスの中で一番印象的な場面です。

そして僕はなぜかここでナナリーに感情移入してしまいました。

 

何も知らないナナリー。

兄を恨むようにされたナナリー。

真実を知ってしまったナナリー。

 

・・・そりゃ、号泣しましたよ。

だって、結局自分には何もできず、ただ兄を殺す運命だけを見守っていたなんて・・・。

ルルーシュの味方はほとんどいないなかで、ナナリーは敵側となってしまった。

ルルーシュの死を止める人はきっといなかったんでしょう。

あのジェレミアも、ルルーシュを尊敬し、従うだけ。

だから、ルルーシュの死を止めたいと願うのはこの世界でナナリーしかいなかったんじゃないかな、と思ってしまうんです。

そしたら、辛かった。

本当に辛かった。

だから、泣いちゃいました(笑)

ナナリーに感情移入して見てない人は、ぜひもう一度見てみてください。

泣けますよ。

 

こうしてコードギアスは幕を降ろしました。

ここでタイトルのR2の由来についてです。

公式では、

「Rebellion」

「Revenge」

「Reconstruction」

と言っていましたが、僕が一番しっくり来たのは、

「Requiem」

でしょうか。

レクイエム。

だって、2期のスタートはルルーシュの記憶を戻すことから。

そして、記憶が戻ったからこそ、ルルーシュは死への道を歩むことになりました。

だから、レクイエム。

ま、個人的な感想なんで、感じ方は人それぞれでいいんですよ。

 

じゃあ、最初の問いの戻って。

ルルーシュの行いは正しかったのか、どうか?

です。

きっと、あの世界で多数決を取れば、

「正しかった」

が正しい答えだと思います。

だけど、個人的に、ナナリーに感情移入した僕からすると、

「間違っていた」

が答えです。

やっぱり、死ぬことを選ぶのは許されない。

世界のためだろうが、まずは自分を考えなければならない。

そう、考えるからです。

ナナリーもきっと同じ答え・・・でしょう(妄想)

 

最後に・・・。

コードギアスという作品はとてもおもしろかったです。

ロボアニメというので敬遠はしてほしくない。

そんな作品です。

あと、1期よりも2期のほうが好きです。

伏線回収した話のほうが面白くなるのは当たり前のような気もしますが、結構R2の評価は低いようなので。。。

こういったアニメに出会えるのは本当に幸せです。

これからも製作者の方々には感動できる最高の作品を期待してます。